2011年9月3日土曜日

キングコブラとの決闘

今から一月半ぐらい前の事ですが、内のチビ太(トイプードルの雄5歳)が玄関の前でいやに騒々しく騒いでいました。初めは猫でもいるのだろうと思い気にしませんでした。僕は、ソファーに座りテレビを見ていました。でもちょっといつもと違い益々うるさくなりました。
そしたら奥さんが大声で蛇がいると騒ぎました。僕も恐る恐る玄関に近づいて見ましたが見えません。
玄関のガラスが日よけ用で暗いからです。ただ声だけは聞こえました。何か猫が唸っているような変な声でした。はじめて聞く声です・・・
彼女が殺虫剤を持ってきてこれを掛けろと言いました。蛇はこの匂いが嫌いみたいです。言われたとおり網戸ごしに殺虫剤を掛けますとスルスルと姿を現しました。僕はオットしました。意外と大きかったからです。そしたら彼女がキングコブラだと騒ぎました。なにーウソだろー、僕はちょっとうろたえました。スネークショーなどで何度もキングコブラを見た事はあるのですが、ちょっと場面が違いすぎます。こちらは現実の世界です。正直言ってめちゃくちゃ怖かったです。
パタヤにいる時に何度か蛇がでましたが、キングコブラじゃなかったです。それと、ガードマンとかオートバイタクシーのドライバーとかすぐ近くに助けを求められたのですがここではダメです。
僕しかいない、自分でやるしかない、意を決して絶対殺すしかないと思い武器を探しました。ゴルフのドライバーのシャフトがありましたのでそれを持って外に出ました。外に出て捜すと窓の下のゴミ箱の近くの壁にいました。結構大きいです1メーター以上あります。これではドライバーのシャフトだけじゃ無理だと思い、大声で奥さんにもっと長い棒はないかと叫びました。なかなか来ないのでシャフトで威嚇をしてみました。そしたらその蛇は頭をあげて首を広げてキィーとうなり声を出しました。本当にキングコブラでした。一瞬僕はひるみましたその隙に壁づたいにスルスルと逃げて行きました。
僕はヤバイと思いました。逃げた方向が洗濯機とキッチンの排水口の方だからです。案の定その中に入っていってしまいました。本当にヤバイと思い彼女に告げて急いで隙間をタオルなどで埋めました。すぐ彼女は知り合いに電話を入れどうしたらいいか聞いていました。外は暗くなってきました。
そしたら、シンクの口から頭をだし舌をチョロチョロ出してきました。僕がシャフトで叩くとすぐに引っ込んでしまいました。その後知人から教わったとおりに強力洗剤や熱湯を何度も何度もシンクの口に流し込みました。その後念入りにガムテープなどで隙間をふさぎシンクの口には重たい石を置きふさぎました。とりあえず今日は外も真っ暗なので休むことにしました。初めは寝られるか心配でしたが爆睡してしまいました。自分でもあきれてしまいました。たぶんかなり疲れていたのでしょうね・・・
翌朝、玄関を開けゆっくりと周りを点検しますと昨日と同じ場所のごみ箱の近くにうずくまっていました。寝ているような感じでした。僕はそっと玄関に戻り昨日探しておいた娘のガールスカウトの白い杖長さが1メーター50センチぐらいの木の棒をもってそこに戻りました。
いよいよキングコブラとの対決です。かなり緊張してます・・・正直言って怖いです・・・でもここで逃がすとこれから先安心して暮らせません。やるっきゃないと自分に言い聞かせその棒で少し威嚇しますと、レイのポーズで立ち上がり威嚇してきました。少しの間にらみ合いが続き、その後僕が棒を振り下ろしましたがはずれちゃいました。さっとゴミ箱のうしろに隠れたので急いで木の棒でごみ箱をどかしまた対峙しました。今度は外せないと自分に言い聞かせ、また棒を振り下ろしました。今度は
命中しました。相手が軽い脳震とうを起こしているみたいなのですかさず顔をめがけて突きを入れました。見事に命中し顔がグチャとなりましたので顔と頭めがけて突きまくりました。どの位突きまくったか覚えていませんがかなり長い間必死に突きまくりました。完全につぶれて顔と胴体が離れるぐらいでしたが、まだ胴体だけはしっかり動いていました。すごい生命力だなあーと思い、あらためて殺してよかったと思いました。でも気持ち的にはあまりいい気分じゃなかったです・・・

この時はまだブログを書こうと思ってなかったので写真などは撮ってなかったです。いままで僕は写真に興味がなかったのでカメラを持って旅をした事がなかったです。今は毎日カメラを持ち歩いています・・・

おてがらのチビ太です。




家の周りのロケーションです。いくらでも蛇がいそうでしょう・・・でも静かでとてもいい所です。とても気に入っています。裏口のドアーを開けるといちめんが田園風景です。








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